確定申告 2018
締め切り 2日前、無事に提出しました。(タイトルは 2018年度分の意。)
今年は年末年始の仕事が詰まっていて、まとまって時間取れるのが 3月に入ってからになってしまう、というのは見えていたのでそれなりに準備はしていたのですが...
- freee の謎のエラー
- e-tax の暗証番号忘れ
- 消費税申告の e-tax
といった罠が待ち構えていました
freee の謎エラー
会計処理には数年前から freee を使っています。それまでの やよいの青色申告に比べて、ブラウザー上で一通りの操作が行え、機能も充実。e-tax による提出まで行えるようになって大変便利に利用しています。[not PR]
そんな freee 上にて、一通りの入力を終えていざ「確定申告書の作成」のページを開こうとすると問答無用でエラーとなる問題が発生。ログインしなおしたりしても解決せず。
エラー画面には「サポートに連絡せよ」としか書いていないので何がエラーなのかもわからず、仕方なくチャットでサポートに連絡。
時期的に混んでいるのか、20分ほど待ってチャットがつながりました。
僕「確定申告書の作成ページを開くとエラーになります。」 サポート「エラー文言などの表示は出ていますでしょうか」 僕「エラーが発生しました、とだけ出ています。」
サポート「なるほど、これはエラーですね。」
といったやりとりの後、エンジニアの調査に回されることに。この時、申告締め切り 5日前くらいで若干焦りつつ、対応を待つ。
ほどなくしてサポートからメールが届き、按分している地代家賃の税区分に「対象外」と「課税仕入」が混ざって登録されているのが原因なのでこれを直せば解決するという連絡が。
言われた通りに全てを「対象外」にしてみると、無事に開けるようになりました。最後の方で 12月分が抜けていたのに気づいて登録した時に設定を間違えていたようです。
何はともあれ、迅速な対応ですぐに解決できて助かりました。
実はこの後、固定資産の登録を行おうとすると、内容変えても問答無用でエラーとなる問題も発生して泣いたのですが、少し時間を置いてやり直したら登録できたのでとりあえず謎だけど解決。
e-tax の暗証番号を忘れる
確定申告書の作成も終えて、いざ提出。
去年は電子証明書が有効期限切れ、かつマイナンバーカードも未発効だったため、泣く泣く郵送で送付したのですが、 今年は幾多の苦難、もとい手続きを乗り越えてマイナンバーカードも発行したので e-tax で送信だ、と意気込んでいたら、まさかの e-tax の暗証番号を忘れるという初歩的なミス。
(e-tax には利用者識別番号とその暗証番号というのがあり、いわゆる ID とパスワードみたいな関係。このほかにもマイナンバーカードと紐づいた、署名用、利用者証明用の暗証番号もある。)
正確には想定していたものから変更していたようで、ブラウザーで覚えていた=想定していた暗証番号が通らない。しかもいわゆる「秘密の質問と答え」も通らない。
実は 2年前の確定申告が Web版の e-tax では対応しきれなかったため、Windows上で動作する「e-taxソフト」という、意外とちゃんとできていて様々な手続きが行えるけど、 地獄のように使いにくいソフトを使って提出していたため、その時に暗証番号を変更したかもしれない、というのがありました。
この時締め切り 5日前。
とりあえず暗証番号の再発行をオンラインで申請。オンラインで発行=再発行 URL みたいのが送られるのかと思いメールを待てどなかなかこない。
で、調べてみたらまさかの郵送での発行。しかも再発行には 1週間くらいかかるとか。こりゃダメかなと思いつつ他の情報も見てみると、2~3日で届くケースもあるらしい。
この時締め切り 3日前。
ここから取れるオプションは
- 諦めて郵送
- ギリギリまで待って利用者識別番号を新規に登録
- ギリギリまで待って税務署に直接提出
一番確実なのは 1 しかしメンドクサイ。 2 は e-tax で出来るけど税務署から確認の電話がかかってくるみたいでメンドクサイ。 3 もある意味確実ではあるけど、最終日はめっちゃ混むだろうしメンドクサイ。
結果どれもメンドクサイ。さてどうしたものか。
正解は
- 2日で再発行の通知が届く
でした。
正直お役所仕事だし、締め切り直前で同じような状況の人も多いので時間がかかるだろうなと諦めていたのですが、申請から 2日後の夕方には再発行の封書がポストに届いていて、無事に freee 経由でログイン、送信することができました。
ありがとう中野税務署
— 毒魚人 (@hajime) 2019年3月13日
これにてめでたし、めでたし...
と思っていたのですが
消費税申告の e-taxは e-taxソフトじゃないとできない
という最後の罠が。
消費税の申告は所得税とは別に行う必要があり、締め切りは 3月末まででまだ時間があるのですが、このまま出してしまおうと freee で操作していくと
「PDF 形式での出力、または e-tax ソフトで使えるファイルがダウンロードできます」
という表示のみ。消費税の申告までは freee では行えないようです。
というわけで、2年前の悪夢再び。地獄のような e-taxソフトを起動。...するとバージョンアップの嵐。
これもヒロニカ卒倒シリーズですが、1枚目が 2枚目のチェックボックスの数だけ繰り返されます。 pic.twitter.com/meMqTS659Z
— 毒魚人 (@hajime) 2019年3月13日
懐かしの InstallShield 製インストーラーのような青グラデーションバックのインストーラーが、バージョンアップするモジュールの数だけ繰り返されるという悪夢。
悪夢が終わったと思ったらまさかの再起動。アプリではなく OS ごと。うっかり未保存のブログ記事 (これ) が持っていかれる。チクショウ。
起動後も、初見ではどう使ったらいいのかさっぱりな UI を泣きながら記憶を頼りに操作し、ようやく提出。
これでやっと一安心。めでたし、めでたし...
って思っていたら
消費税申告のデータが 2年前のだった
という隠れ罠。(罠ではない)
まさにこの記事を書いてる最中、一応もう一度内容を見ておくかと freee の画面を操作していくと、なんかまた新たに消費税申告書の作成みたいのが表示され、おかしいなと思いながら一覧画面に戻ると 2017年分と 2018年分が並んでいる。(そして 2018年分はなんか作りかけ)
で、e-tax ソフトで送信したデータの中身も見てみると、まさかの 2017年の内容。なんか確かに納付額が想定より低いなとか思っていました。(何ならちょっとラッキーくらいに)
操作をミスったか、2017年分は別で作ったからなのか定かではないですが、とにかくなんかミスって年度が遡ってしまっていたようです。
というわけで、また泣きながら freee 上でデータを入力し、ファイルをダウンロード、地獄 e-tax ソフトで送信。
今度こそ、今度こそ、ちゃんと提出できました。
流石にここまでやると税理士に依頼しようかと思うのですが、意外とチマチマ数字をいじるのが嫌いじゃなかったりするので まあいいかと思いつつ...
そんな平成最後の確定申告でありました。
以上、よろしくお願いいたします。